令和8年4月1日から水道水の水質基準にPFOSとPFOAが追加されることになりました。
そこで今回は改めてこれらの物質について簡単にお伝えしたいと思います。
(詳しくはよくある質問コーナーをご参照ください)
まずPFAS(ピーファス)というのが有機フッ素化合物と呼ばれる仲間の総称で、PFOS(ピーフォス)とPFOA(ピーフォア)はその一員です。
水や油をはじく性質があっていろいろな製品に利用されてきましたが、健康に悪影響があるかもしれないという事で、20年以上前から作ったり使ったりしないようになりました。
しかしこれらの物質は自然にはほとんど分解されないため、環境中に何十年も残る「永遠の化学物質」として、いまその問題が表面化してきたのです。
もしかすると「そういうものを使用(製造)していた工場のあった場所だけの問題」と思っている方も多いかもしれません。
実は全国的に山間部や住宅地などの非工場地帯から多くの検出事例が報告されているのです。
PFASは大気や地下水、河川などを通してすでに様々な場所に広がっていると言われています。
今回の法改正により、水道水は定期的にPFOSとPFOAの検査を行う事が義務化されました。
さらに地下水(井戸水)を使用する方が検査を受ける際に推奨される項目にも追加されました。
特に地下水を利用している工場・飲食店・旅館の営業や農業分野において、「念のため検査する」動きが一気に加速しています。
今後の安心のために一度検査を受けてみたいと思われたら、ぜひお気軽に問い合わせください。